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8月、博多区上川端町に福岡オフィスを開設  トヨタテクニカルディベロップメント    車両開発へ


 トヨタ系車両開発および各種電子システム開発のトヨタテクニカルディベロップメント株式会社(愛知県豊田市、南和俊社長)は、12月18日、来年8月をめどに車両開発およびCAE(製品設計支援・解析システム開発)、性能評価、計測機器開発など一連の開発業務を担う「福岡オフィス」を福岡市博多区上川端町に開設する。
 これは、九州地区における自動車関連ソフトウェアの開発、システム設計需要が増加傾向にあることから、福岡市内に「自動車研究開発・人材育成拠点」を設けることで、九州エリアから優秀な理工系人材の確保、高利便性による業務促進を図るもの。オフィス拠点の開設は静岡、東京、横浜、札幌に次いで5カ所目となる。場所は明治通り沿い、イニミニマニモ東隣の12階建オフィスビル「ふくぎん博多ビル(仮称)」内。同ビルは今年1月に着工しており、完成は来年4月の予定。入居に関する具体的な内容は未定だが、同社では約330平方mから430平方mのフロア規模を計画している。開設後は20人体制でスタートし、随時増員していく方針。また、今回の開設に伴い、福岡市経済振興局が策定した「企業立地促進交付金制度」の適用を受けている。
 同社はトヨタ自動車株式会社の100%出資子会社として2006年4月に設立。資本金は5億5,000万円、従業員数は5,400人(07年6月現在)、売上高は661億円(06年度)。