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中間期は売上高5%増、経常利益35%減  山下医科器械    償還価格引下げなどで


 医療機器・消耗品卸売業の山下医科器械株式会社(福岡市中央区天神1丁目、山下耕一社長)は、売上高が169億4900万円で前年同期比5・0%増、経常利益が2億2千万円で同35・1%減を見込んでいる。
 医療機関の保険者に対する請求価格である償還価格の引き下げや各医療機関からの値下げ要請が影響し、期初予想に比べて売上高が7億4700万円減少し4・2%減、経常利益が9300万円減少し29・7%減となる見込み。原油高による一般消耗品分野のプライベートブランド商品の仕入価格上昇が響いたほか、低侵襲治療分野の外科系手術機器のVPP(症例毎に使用量を支払うシステム)の受注減少、広島市内に開業する医療複合施設や従業員の増加、鳥栖物流センター拡充に伴う先行投資額が増加したことが主な理由。通期では、従業員増による営業強化などで売上高が368億6500万円で前期比11・0%増、経常利益が6億7900万円で同6・9%減を見込んでいる。