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7億円をかけ全264客室を改修  ホテルオークラ福岡    4月に高級エステもオープン


 シティホテル経営の株式会社ホテルオークラ福岡(福岡市博多区下川端町、徳安弘明社長)は、1月から全264客室の改修工事を行っている。総事業費は7億円で10月末の完成を目指す。
 これは、昨年6月に策定した2012年までの「5カ年中期経営計画」に基づき、全客室をリニューアルすることでフロアイメージの一新と新規顧客獲得を目指すもの。今後、客室10室単位の小ロット方式で随時改修を進めていく方針。完成後の客室数は、シングル6室をデラックスタイプのツイン3室に改修するなど改修前の267室から264室に減少するが、博多織を組み込んだヘッドボードや低反発加工を施した特注マットレス(厚さ25cm、コイル840本は九州初)、シルクロードデザイン調のカーペット、和紙を使用した行燈・雪洞、光回線を導入したIT設備などを設置する。
 また、平行して同社地下1階のプライベートラウンジを改修しており、同4月1日に高級エステティックサロン「ゲランパリ・ホテルオークラ福岡店」をオープンする。オークラグループでは、東京、京都、神戸に次いで4店舗目。九州では初出店となる。フロア面積は204・6平方m。高級エステティックサロンの店舗概要については未定だが、来年2月までに設計を具体化する。同社では「フランスのトップブランドをテナントに迎えることで館内設備を充実させ、アジアの拠点として幅広い年齢層の感性と美意識を取り入れた世界標準を上回る国際ホテルを目指していきたい」と話している。