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福岡県酒類鑑評会で5年連続県知事賞  紅乙女酒造    受賞酒「時の超越 スペリオーレ」


 各種焼酎、リキュールなど製造・販売を手掛ける 紅乙女酒造(久留米市田主丸町、吉村拓二社長)は9月6日、福岡県酒造組合が主催する第5回福岡県酒類鑑評会「麦焼酎・長期貯蔵酒の部」において、最高賞となる県知事賞を受賞した。県知事賞の受賞は5年連続。
 これは福岡県が県内の酒造メーカーを対象に、清酒および純米酒、本格焼酎、リキュールの品質強化、首都圏における販路・需要拡大を目的に毎年開催しているもので今年5回目。清酒部門には164銘柄、本格焼酎部門では107銘柄が出品され、2部門計8部の最高賞のうち1部門で同社商品が受賞した。今回、県知事賞を受賞したのは「時の超越 スぺリオーレ」。同商品は昨年も県知事賞を受賞しており、同銘柄の2年連続受賞は今回が初めて。
 同商品は麦、米麹を使用。耳納連山伏流水を仕込み水に減圧蒸留でアルコール度数25度に仕上げ、高級樽のフレンチオークで10年以上長期貯蔵しているのが特徴。今後1年間、同商品ラベルに県知事賞受賞酒を掲げ、全国で販売する。価格は2592円(720ml、税込)。また、同鑑評会で胡麻祥酎「紅乙女」を含む4商品で金賞を受賞している。同社では「スペリオーレとはイタリア語で“特別な”という意味。長期貯蔵が生み出すまろやかな味わいとオーク樽を使用した甘いバニラ香が特徴で、ロックでゆっくり味わっていただきたい」と話している。
 同社は1978年8月設立、資本金は7000万円、従業員数は51人(パート含む)。