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輸出は電気機器増加で14カ月連続プラス  福岡空港貿易概要5月    中国が14・7%増


 福岡空港税関支署がまとめた08年5月の福岡空港貿易概要(速報値)によると、輸出総額は約675億円、前年同月比11・1%増となり、14カ月連続のプラスとなった。
 主な要因としては、取引高の大半を占める電気機器が、418億円で同3・6%増となったため。電気回路等機器(28億円、同14・1%増)、化学薬品(90億円、同21・6%増)も増加した。主力品目のICは、数量が7億7700万個で同19・8%増と、6カ月連続のプラスとなり、価額も262億円で同0・6%増と、8カ月連続で増加した。地域(国)別では、中国(145億円、同14・7%増)、韓国(109億円、同12・6%増)、台湾(100億円、同12・9%増)が増加したが、アメリカ(47億円、同5・3%減)、フィリピン(46億円、同7・8%減)は減少した。

 輸入は電子部品減で3カ月ぶりのマイナス

 また輸入は351億円(同14・7%減)で、3カ月ぶりのマイナスとなった。
 主な要因としては、半導体等電子部品が135億円で同17・5%減となったため。また、化学薬品(11億円、同9・1%減)も減少したが、一般機器(27億円、同80・4%増)、音響・映像機器(27億円、46・3%増)は増加した。主力のICは数量が6200万個で同8・6%増と11カ月連続のプラスだったが、価額は110億円で同21・9%減となり、2カ月ぶりにマイナスとなった。地域(国)別では、韓国(77億円、同53・5%増)、中国(90億円、同15・1%増)は増加し、台湾(84億円、同5・0%減)、タイ(25億円、同3・0%減)、アメリカ(9億円、同91・5%減)は減少した。