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中央区舞鶴1丁目に「福岡エムケイ株式会社」設立  京都市のエムケイグループ    12月から本格始動


 低運賃のエムケイタクシーを運行するエムケイグループ(京都市西区九条東島町、青木信明社長)は、7月16日、福岡市中央区舞鶴1丁目にタクシー運行事業の「福岡エムケイ株式会社」を設立した。
 福岡都市圏での本格始動は12月からを予定しており、11月までに駐車場併設の本社営業所を同市中央区那の津付近に開設する計画。福岡拠点開設は京都、東京、大阪、名古屋、神戸に次ぐ6拠点目。資本金は800万円でエムケイグループの神戸エムケイ株式会社(神戸市、青木義明社長)が100%出資する。同社の青木義明社長が社長を兼務する。青木社長は京都市出身、1965年5月12日生まれの43歳、エムケイ株式会社の青木信明社長とは弟にあたる。立命館大学経済学部卒。
 福岡都市圏では、小型タクシーの初乗り運賃が1・2kmまで550円に対し、福岡エムケイでは同km500円のサービスを提供。その後の加算運賃も、他社は208m50円に対し、同社は231m50円と1割程度安い運賃を設定している。現在40人のスタッフを採用しており、すでに神戸と大阪で研修として運行業務に就いている。引き続き30代~40代の未経験者を対象に採用募集して、12月までに100人体制にする方針。開設準備室では会社説明会や採用面接を随時実施する。12月から中型タクシー(乗客定員5人)45台とハイブリッド仕様の大型ワゴン車(同3人)5台の計50台を走らせ、初年度売上高目標は1億7000万円。3年後には年間5億2000万円を目指す。同社では「エムケイグループのサービスを全国に普及させて、利用者に当社の低運賃の魅力を判断して頂きたい」と話している。
 エムケイグループは京都市のエムケイ株式会社が本部。エムケイ株式会社は1960年10月設立、資本金9500万円、従業員2517人(うちアルバイト176人・08年6月21日現在)、売上高は184億8500万円。