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出店費用負担増で増収減益  明治屋食品    今期売上高は4%増の約78億円目指す


 食品スーパー「明治屋ジャンボ市」を経営する株式会社明治屋食品(太宰府市都府楼南4丁目、後藤健吉社長)の08年5月期決算は、売上高が69億2500万円で前期比8・2%増、経常利益が1800万円で同31・2%減の増収減益となった。
 当期の売上高は、昨年4月隣接地に拡張オープンした久留米インター店をはじめ既存店の太宰府店、諸岡店も売り上げ増で増収となった。商品別には総菜、生肉が好調で、青果は横ばい、鮮魚は減少したという。利益面では、久留米インター店出店のため減価償却費が約6000万円増加して営業損益は1億500万円の損失、経常利益は3割減となった。一方当期純利益は、前期に2000万円の特別損失を計上した反動で約3倍の1800万円に増加した。後藤社長は「売上高、利益ともにまずまずの数字。今期も既存店売り上げを伸ばしていきたい」と話しており、今期売上高は前期比4%増の約78億円を目指している。同社は1946年10月創業、63年6月設立、資本金は1000万円、従業員数は68人、太宰府市の本社店舗と久留米インター店、諸岡店の3店舗を展開している。後藤社長は44年12月20日生まれの63歳、新潟市出身、千葉工業大学工業化学科卒業。製薬会社勤務を経て、75年に義父が経営する明治屋食品に入社、99年社長就任、趣味は読書。