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発電所前倒し受注などで増収増益  岡野バルブ製造    純利益は31%増の5億円台に


 工場用バルブを製造する岡野バルブ製造株式会社(北九州市門司区中町、岡野正敏社長)の08年11月期中間決算は、売上高が62億8200万円で前年同期比9・2%増、経常利益が10億2200万円で同16・9%増の増収増益となった。
 原料価格の高騰から、当初は減収減益を見込んでいたものの、新潟中越沖地震に伴う特需や、国内発電所の定期検査工事の前倒し受注などがあり増収となった。利益面では、工場稼働率の向上などで2ケタ増益、中間純利益は5億8900万円で同31%増となった。部門別に見ると、バルブ事業は夏季電力確保に向けた国内向け受注と、アジア圏の経済成長に伴う海外向け受注ともに好調に推移し、売上高29億300万円で同16・5%増。メンテナンス事業では、発電所の定期検査工事前倒しなどがあり、売上高33億7900万円で同14・2%増となった。
 通期では、前倒し受注などの影響で下期は販売量が落ちると見込んでおり、売上高118億2000万円で前期比0・5%増、経常利益17億2000万円で同1・8%増と、中間期より伸び幅は少なくなると見ている。