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低学年向け受講勧誘推進し2期ぶり増収  全教研    経常損益は経営構造上赤字に


 学習塾運営の株式会社全教研(福岡市中央区赤坂1丁目、中垣一明社長)の2009年度第1四半期(08年4月~6月)決算は、売上高が8億4200万円で前年同期比2・3%増、経常損益が1億5700万円の経常赤字(前期は1億5000万円の損失)だった。
 カリキュラムの充実、および専門講座の開講などによる低学年向けの受講勧誘が奏功し2期ぶりの増収。しかし塾経営の特性上、期間継続講座の月々の受講料収入と7月、12月、3月に始まるシーズン講座料が主な収入源となるため、同期間中は、継続講座の受講料が年間の4分の1となり、かつシーズン講座料も計上されない構造となっていることから、営業損益は1億5000万円の損失(前期は1億5100万円の損失)、純利益は9700万円の損失(同9500万円の損失)となった。通期は5月の公表通り、売上高が46億円で前年比0・3%増、経常利益が5000万円で同3・37倍の増収増益を見込んでいる。