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新商品開発やコストダウンで大幅増益  西部電機    通期は増収減益見込む


 搬送・産業・工作機械製造の西部電機株式会社(福岡県古賀市、吉住一成社長)の09年3月期第1四半期(08年4月1日~6月30日)連結決算は、売上高が35億9900万円で前年同期比16%増、経常利益が1億5600万円で同約2・6倍の増収増益となった。
 新商品開発のほか、提案型営業の積極展開、品質と生産性向上を進めたと同時に、コストダウンに注力した。営業利益は1億3300万円で同約3・7倍、当期利益は6600万円で同約9・3倍となった。主な部門別では、搬送機械部門では既存顧客からのリピート受注や製造業の生産・物流分野や流通業界向けにも既存ピッキングシステムなどを拡販。売上高は16億2100万円で同43・4%増。産業機械部門は新商品の市場投入などで売上高8億2000万円で同0・9%増。精密機械部門は、新規顧客開拓や輸出に注力するとともに、放電機械はシェアアップ、工作機械は光学市場とエコ部品加工市場への拡販を実施したが売上高は10億5000万円で同0・3%減となった。通期では売上高が前期比1・7%増の193億円、経常利益が同9・1%減の16億3000万円を見込む。
 同社は、1939年2月設立。資本金は26億5840万円。従業員は426人。