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単価下落の影響で経常、純利益を大幅下方修正  ベスト電器    売上高は6・1%減に修正


 地場家電量販大手の株式会社ベスト電器(福岡市博多区千代6丁目、濱田孝社長)は、2008年8月期中間連結決算の業績予想を当初の計画から下方修正した。売上高が2100億円から1971億円(前回予想比6・1%減)、経常利益が17億円から5億6000万円(同67・1%減)、当期純利益が16億円から3億円(同62・5%減)とした。
 当中間期では九州・沖縄を中心に不採算7店舗を閉鎖し、新規では直営9店舗を出店。北京オリンピックによる需要および猛暑の影響で薄型テレビなどのデジタル家電製品やエアコンが好調に推移したが、他社との競争激化に伴う商品単価下落の影響でパソコンや携帯電話の需要が伸び悩んだことから、経常利益、当期純利益ともに大幅な下方修正となった。また、1株あたりの年間配当予想も当初の18円から15円に修正している。通期予想では売上高が3900億円で前回予想比6・5%減、経常利益は20億円で同39・4%減、当期純利益は14億円で同22・2%減となる見通し。