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完工高増加で中間期業績を上方修正  九電工    売上高11・7%増、経常2・4倍に


 株式会社九電工(福岡市南区那の川1丁目、橋田紘一社長)は08年9月中間期連結業績を上方修正した。売上高見込みは1095億円で当初予想比11・7%増、経常利益見込みは29億1000万円で同2・4倍とした。
 売上高の増加については、前年度から繰り越した大型工事や、今上期中に受注、完成引渡しした工事が予想を上回ったため。前年同期比では25・9%増となる。利益面では、売り上げ増に加え、屋内線・空調管工事での収益改善により売上総利益が増加し、営業利益、経常利益、四半期純利益ともに予想を上回る見込みとなった。経常利益は前年同期比約3倍。また、通期業績予想については、景気後退に伴う民間設備投資減や、世界的な金融・株式市場の混乱に伴う株式評価損等を懸念しているが、現時点では5月発表の連結売上高2420億円(前期比2・5%増)、営業利益70億円(同0・9%増)、経常利益83億円(同0・7%増)、当期純利益45億円(33・6%増)を確保できると見込んでいる。