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30億円投じ鞍手町に物流センター建設  大阪のタカラスタンダード    来年5月完成予定


 システムキッチン、バスなど住宅設備機器製造、販売のタカラスタンダード株式会社(大阪市城東区、渡辺岳夫社長)は約30億円を投じ、鞍手町中山に物流センターを建設、来年5月の完成を予定している。
 九州地区におけるリフォームや新築マンションの需要増加を背景に、売り上げが5年前と比べて約1・5倍伸びるなど順調に推移してきたことから、物流センターを新たに設けて出荷能力の増強を図る。場所は約5万4800平方mある既存の「鞍手工場」敷地内。5階建てで、延べ床面積は約2万4200平方m。従来の物流センターと比較して延べ床面積は2倍になる。新設する物流センターは、従来の2倍となる21台の大型トラックを同時に入出庫できるほか、建物の3面に開口を設けてトラックの待機時間を削減することが特徴。九州地区をカバーし、1日当たりの出荷能力は約1・2倍向上する見込み。新規雇用人数は稼働後の負荷状況によって変動するため、現時点で未定。同社では「新たな物流センターの新設で今後の受注量の増加に対応できる」と話している。
 同社は1912年5月設立。資本金263億5600万円。従業員は連結で5956人。16年3月期の連結売上高は1801億4200万円。