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北九州市の土地を最低価格16億円でネット競売  アセットリンク    16日午後1時から入札


 不動産コンサルティング、ネット競売の株式会社アセットリンク(福岡市中央区大名2丁目、中嶋裕二社長)は、12月16日、北九州市小倉北区の土地約1万4000平方mをネット競売にかける。
 同社は、06年12月、九州初のインターネット不動産オークションシステム「リアル・バリュー」を開設。これまでのネット競売での成約は10件程度で、今回の競売の最低入札価格は16億円と過去最大の案件となる。競売にかけたのは、北九州市卸商センター協同組合(北九州市)が持つ土地約1万4000平方mで、場所は、西鉄「竪町」バス停そば。入札方法は、同社が事前に買い主側の利用用途などを審査し、専用IDを発行後、参加者が1回だけ入札に参加する入札価格非開示方式の「クローズド・ビッド」を採用。12月16日午後1時から午後3時までの2時間でオークションを実施する。現在、福岡県内外の不動産会社が入札に参加しており、企業の事業用地、遊技場、店舗などの用途を見込んでいるという。中嶋社長は「経済情勢が厳しく法的整理に入った物件が増えている。抵当権設定前に、任意売却の最終手段として、当社のネットオークションを利用して頂きたい。関連会社の株式会社プライム評価研究所で的確な価格を鑑定し適正な情報を発信していく」と話している。
 同社は2006年10月設立、資本金1200万円、従業員7人。官公庁や大手企業などの依頼を受け年間約200件の不動産を鑑定している株式会社プライム評価研究所(福岡市中央区大名2丁目、中嶋裕二社長)が設立した。中嶋社長は北九州市八幡西区出身、1958年5月25日生まれの50歳、同志社大学工学部卒、趣味はゴルフ。