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新社長に張本専務、木瀬社長は代取会長に 　ＴＯＴＯ　　　 ４月１日付、重渕会長は相談役に

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　衛生陶器製造のＴＯＴＯ（北九州市小倉北区中島２丁目）の新社長に張本邦雄取締役専務執行役員が昇格する。木瀬照雄社長は代表取締役会長兼取締役会議長、重渕雅敏代表取締役会長は取締役を退任し相談役に就任する。４月１日付。
　張本氏は、東京都出身。１９５１年３月１９日生まれの５７歳。早稲田大学商学部卒。７３年４月東陶機器株式会社（現ＴＯＴＯ株式会社）入社。０３年６月取締役執行役員販売推進グループ長、０５年６月取締役常務執行役員販売推進グループ長を経て、０６年６月から現職。木瀬氏は、北九州市出身。４７年４月２９日生まれの６１歳。京都大学教育学部卒。７０年４月東陶機器株式会社（現ＴＯＴＯ株式会社）入社。９６年６月取締役経営戦略室長、９８年４月取締役大阪支社長、００年６月取締役上席常務執行役員マーケティング本部長、０２年６月取締役専務執行役員販売推進グループ長などを経て０３年６月から現職。
　また、同日付で伊藤健二取締役専務執行役員が代表取締役副社長執行役員に昇格する。伊藤氏は、福岡県出身。５０年１０月５日生まれの５８歳。京都大学工学部卒。７４年４月東陶機器株式会社（現ＴＯＴＯ株式会社）入社。０１年６月取締役執行役員経営管理グループ副グループ長兼品質本部長、０２年６月取締役常務執行役員品質本部長兼業務改革推進本部長などを経て０６年６月から現職。

　第３四半期は経常益半減

　また、同社の０９年３月期第３四半期連結決算は、売上高が３６０４億２７００万円で前年同期比３・１％減、経常利益は７５億２７００万円で同４９・９％減の減収減益となった。
　国内市場で新設住宅着工戸数が低迷する中、増改築需要も低調に推移。中国向けを中心に海外事業は堅調だったが、国内事業の低迷を挽回できなかった。営業利益は８４億４７００万円で同５２％減、当期損益は１０２億３９００万円の赤字（前年同期は８６億９００万円の黒字）となった。これらを受けて、同社では通期業績予想を、売上高で前回予想の４９５０億円から４７００億円、経常利益で同１１０億円から５５億円、営業利益で１３０億円から７５億円、当期損益で１０億円の黒字から１２０億円の赤字に、それぞれ下方修正した。