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宇都宮、新潟事業場を福岡、佐賀に統廃合  パナソニック     コミュニケーションズ 6月末めどに


 パナソニックグループの、固定通信機器メーカー・パナソニック コミュニケーションズ株式会社(福岡市博多区美野島4丁目、赤峰信治社長)は、宇都宮事業場(栃木県宇都宮市)、新潟事業場(新潟県小千谷市)を閉鎖し、6月末をめどに本社(福岡市)と佐賀事業場(佐賀県鳥栖市)に統合する。
 この再編・統合によって、ドキュメント事業(複合機・ファクス・スキャナー・電子黒板など)の開発の効率化、生産の一元化を図り、競争力の強化を図る。宇都宮事業場は複合機・ファックスなどの開発拠点で、従業員612人。新潟事業場は複合機・ファックスなどの生産拠点で、従業員245人。統合先の本社は研究・開発部門と管理部門があり、佐賀事業場はIP関連製品、コードレス電話、高速スキャナー、電子黒板を生産している。なお、宇都宮、新潟の従業員は基本的に統合先への異動とし、雇用を確保する。パナソニックグループは国内13カ所、国外14カ所の拠点を閉鎖、全体で1万5000人を削減する方針で、今回の再編・統合もその流れの一環。同社は1955年12月設立。資本金298億4500万円。従業員数は1万7500人(連結、08年3月末現在)。08年3月期連結売上高は5175億円。