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個人消費低迷で外食落ち込み減収減益  ロイヤルHD 特損計上で5期ぶりの最終赤字に


 ロイヤルHD(福岡市博多区那珂3丁目、今井明夫社長)の12月期連結決算は、売上高が1200億9500万円で前期比2・4%減、経常利益が11億9100万円で同73・9%減の減収減益となった。
 M&Aを実施した機内食事業や、新規開業効果のあったホテル事業は堅調に推移したものの、個人消費の低迷で来店客数が減少した外食事業の落ち込みが響き5期ぶりの減収。また利益面では、原材料価格の高騰や人件費増で営業利益が10億7700万円で同74・3%減、純損益は不採算店の閉鎖、有価証券評価損など総額56億4700万円の特別損失を計上したことで、55億9700万円の最終赤字となった。赤字は5期ぶり。今期はM&Aでグループ入りした子会社の体制と、不採算店の整理を含めた事業、業態、拠点の見直しを検討するなどの経営施策を推進。売上高は1120億円で同6・7%減、経常利益は18億円で同51・1%増、純利益は2億円を見込んでいる。