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11年度までの中期計画策定  鳥越製粉    売上高、経常9%増目指す


 製粉業の鳥越製粉株式会社(福岡市博多区東比恵1丁目、小西敬一郎社長)は、2月13日に09年度から3カ年の中期経営計画「C&Cフェーズ2(実際はローマ数字の2)」を策定した。
 06年から実施してきた3カ年計画「C&C2008」の目標達成を受けての新中計で、さらなる業績アップと企業価値向上を図る。業績目標は、2011年度で売上高264億円(08年度売上高比9・0%増)、経常利益28億円(同)を目指す。
 売り上げ面では、製粉事業の底上げを図るために事業拠点の再構築と他企業との連携を強化する。収益面では、製造ラインを見直しローコストオペレーションを推進するが、製品値上げに伴い前期の収益が特需的に上昇したことや、予測される今後の業界環境悪化を見据え、経常利益は減益を見込んでいる。
 鳥越徹常務は「売り上げは営業力の強化で少しずつでも伸びが期待できるが、劇的な成長は難しいだろう。利益も恐らくここ数年では前期がピーク」と話している。今期は、売上高243億1000万円で前期比0・3%増、経常利益24億円で同23・1%減の増収減益を見込んでいる。