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小倉駅前に延べ床4万平方mの16階建てビル  小倉駅南口東地区市街地再開発準備組合    120億円かけ12年度完成へ


 「小倉駅南口東地区第1種市街地再開発事業」(計画地・北九州市小倉北区京町3丁目、地区面積・6000平方m)を進める小倉駅南口東地区市街地再開発準備組合(同、新井性鎬理事長)は、同地区に地上16階地下1階建ての大規模オフィスビルを計画している。総事業費は約120億円。着工は2010年度、竣工は12年度を目指している。
 場所は小倉駅南口東側、コレット井筒屋斜め前。敷地面積は約4000平方mで、延べ床面積は約4万平方m。1~2階は商業施設フロアで、郵便局や、銀行、コンビニエンスストア、託児施設などを想定している。3階~15階がオフィスフロアとなる。地下は駐車場(150台)。ペディストリアンデッキで小倉駅・コレット井筒屋と連結し、1階中央にも歩行者専用道路を設け、回遊性を高める。新井事長は「駅前の顔にふさわしいビルにしたい。駅前の賑わいを取り戻し、小倉の新しいイメージをつくれれば」と話している。また、「空調、天井高など、オフィスビルとしての仕様、機能は最新のものにしたい。小倉には最新のビルも少ない上、非常に立地がいいので、需要はあるのではないか」(同組合事務局)と見ている。現在は準備組合であるため、09年度中に本組合を設立し、事業計画の認可を得る予定。すでに特定業務代行者として竹中工務店が決定している。