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プログラミング教育でのアジア展開を強化  全教研    マレーシア、ベトナム、台湾で開始


 学習塾運営の株式会社全教研(福岡市中央区赤坂1丁目、中垣一明社長)は、自社開発のプログラミング教育の普及を足掛かりにアジアを中心とした海外戦略を強化する。
 同社は2015年4月に科学実験講座「サイエンスFIVE」を開講。昨年末にはマレーシアのIT企業「ドリーム・エッジ社」とビジネスパートナー契約を結び、今春から同社が現地の公教育の場や民間スペースなどを活用した小学生向けプログラミング講座「プログラミング道場」をスタート。またベトナムでも同様に現地企業と提携し、8月にダナン、11月にハノイ、さらに台湾でも、パートナー契約を結ぶ国内有数のギアメーカーが開設したロボット展示場で11月から同講座が始まる。このほかではタイやシンガポールからの引き合いに加え、インドやスリランカなど西南アジア地区の担当として経産省に出向する全教研の社員のネットワークも新たな需要開拓に生かす。
 中垣社長は「国内での少子化が進む中、アジア展開は新たな収益基盤の確保に向けた重要な位置付け。今後も力を入れていきたい」と話している。