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第2四半期は天候不順で赤字拡大  イオン九州    通期は減収増益見込む


 イオン九州株式会社(福岡市博多区博多駅南2丁目、岡澤正章社長)の10年2月期第2四半期(09年3~8月)決算は、売上高に賃料収入などを加えた営業収益が1298億800万円で前年同期比3・3%減、経常損失は前年同期より12億6300万円拡大して19億9600万円の赤字だった。
 第2四半期は、個人消費の低迷ともに、記録的な長梅雨や7月下旬の豪雨災害等が影響、衣料品・住居余暇商品を中心に売り上げが伸び悩んだ。
 事業別の売上高は、GMS事業では食料品の既存店売上高が、前年同期比99・1%とほぼ前年実績を確保できたものの、夏物商材を中心に衣料品や住居余暇商品が伸び悩み、1003億8600万円で前年同期比2・6%減、既存店は同4・4%減だった。スーパーセンター・ホームセンター事業は、ペット・園芸が堅調に推移したが、夏物商材を中心に伸び悩み、217億5700万円で同2・6%減、既存店売上高は同4・9%減となった。売上総利益は、粗利益率の高い衣料品や住居余暇商品、ホームセンター商品での夏物商材の値下げ販売で前年同期比で1ポイント下回り、経費面で設備投資や店舗維持費の見直しなどを実施したものの、営業損失は11億7500万円拡大して19億4900万円、四半期純利益も7億4400万円拡大して13億1800万円となった。通期では、営業収益2630億円で前期比2・2%減、経常利益8億円で同111・1%増の減収増益を見込んでいる。