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約80億円をかけ、新校舎・体育館を建設  福岡大学附属大濠中学校・高校    来年2月完成


 福岡大学附属大濠中学校・高等学校(福岡市中央区六本松1丁目、家宇治輝太朗校長)は、総事業費約80億円をかけ新校舎・体育館を建設している。2010年2月の完成を目指す。
 これは福岡大学創立75周年記念事業・大濠高校創立60周年記念事業の一環。場所は大濠公園南側、現在の大濠中学校東隣の旧グランド・野球場。校舎棟は7階建てで、これまで別棟だった中学校・高校の教室、教職員室などを集約する。体育館棟は3階建てで、両棟は中庭を挟んで2階、3階で接続している。延べ床面積は校舎棟が1万8337・53平方m、体育館棟が9506・92平方m。建物は校舎棟の玄関口に外部吹き抜けを設け広場をつくり、旧中学棟と結ぶ空中廊下を設置しているのが特徴。フロア構成は、校舎棟が1階は事務室、特別教室(美術・書道・音楽)など、2階が図書館・中学教室など、3階が職員室、保健室、中学教室、中学理科教室など、4階から6階までは高校教室。7階が特別教室(理科、地歴公民科)。体育館棟は1階が食堂など、2階が武道場と多目的フロアなど、3階がアリーナ(講堂兼競技場)。旧高校校舎は新校舎完成後グランドに整備され、中学校校舎は引き続き特別教室などとして使用される。
 家宇治校長は「中学校と高校が1つの校舎に集まることで、密接な授業連携が可能になり、中高一貫のメリットが生かされる。また体育館は2400人が一堂に会することができる規模で、中学・高校では随一の規模だと自負している。こういう面にも文武両道の精神が表れていると思う」と話している。