NEWS

  • 地域

福岡県庁を訪問し麻生知事と会談  ルイス駐日米国大使    水素エネルギーに関心


 ジョン・V・ルース駐日米国大使は、11月18日、福岡県庁を訪問し、麻生渡県知事と会談、「福岡ニューディール」などについて説明を受けた。続いて、福岡市博多区冷泉町の「博多町屋」ふるさと館を訪れ、吉田宏福岡市長と漫画家の長谷川法世さんの出迎えを受けた。
 会談では麻生知事が県の政策「福岡ニューディール」を英語で説明した後、ルビー言語やLSIシステムなどについて大使が感想を述べ、水素タウンや家庭用燃料電池などの水素エネルギーに対しては特に興味を示し、知事に質問を投げかけた。また、県と米国の貿易に関するつながり、地方分権、日本とアジア諸国の外交関係などの話題もあがった。会談後、麻生知事は「元・シリコンバレーの実業家だったので、率直な性格と物言いだった」と大使の印象を述べた。明治時代の町屋を復元したふるさと館の視察では、博多独楽の実演、博多人形の絵付け、博多織の実演などを鑑賞、大使は視察終了後、「福岡は文化が深く、歴史に満ちている。次回は最先端の技術を活用している産業などを視察したい」と語り、午後に福岡市を後にした。大使は福岡のほか、大阪、広島など地方都市を訪問しており、同日午後に名古屋を訪れた。