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中間期売上高は微減の600億円  ミスターマックス    3店閉店と熊本地震が影響


 大手ディスカウントストア・株式会社ミスターマックス(福岡市東区松田1丁目、平野能章社長)の9月中間決算は、売上高が前年同期比0・2%減の600億200万円、経常利益が26・7%増の11億3600万円の減収増益だった。
 前年同期と比較して3店舗の閉店と4月の「熊本地震」により2店舗が一時休業するなどの影響があったが、一時休業中の店舗を含めて既存店の売り上げが前期比102・4%と好調に推移したことで売上高は微減にとどまった。商品部門別実績ではテレビや洗濯機など大型家電が好調だった家電部門や服飾雑貨やシューズが好調なアパレル部門を中心に売り上げを伸ばした。
 収益面では、閉店に伴う売り尽くしなどセール販売による粗利率低下と不動産賃貸収入の減少などがあったが、水道光熱費、人件費の削減など販売費および一般管理費の削減により増益となった。同社では「10月から11月にかけて熊本地区の一時休業店が営業再開し、既存店の実績が好調なことから通期の業績を上方修正した」としており、売上高が1096億5000万円、経常利益が18億5000万円(今年度、決算期を3月から2月に変更)を見込んでいる。