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精肉店を改装しシェフ付き肉総菜コーナーを新設  橋本食品    直販で年間売上高1億2千万円目指す


 精肉、惣菜小売業の株式会社橋本食品(北九州市門司区栄町、橋本和宏社長)は5月22日、同区栄町10番地の精肉部栄町店を改装し、専門調理師が実演販売する新業態の総菜店をオープンした。
 場所はJR門司港駅北東側。ハローディ門司港店向かい側の小原市場内。専門店が連なる一角に立地する同店では、昨年の10月からチキンバーやから揚げなどの肉総菜を販売していたが、売り上げが好調なため本格的に新業態のシェフ付き肉総菜販売コーナーの併設に踏み切った。フロア面積82平方mの店内には新たにスチームコンベクションオーブンなどを備えた総菜調理室を設置したほか、窓を設けて店外の買い物客に調理の様子が見えるようにした。シェフに大手レストランチェーン店で料理長を務めた若狭和弘さんを迎え、絶品ハンバーグやとんかつ弁当などオリジナルメニューを揃え、今後も新商品開発を進め定期的にメニューを更新していく。
 同店では08年に店舗移転後、店舗直販の売り上げが約3倍に伸びており、改装後は直販のみで年間1億2千万円の売り上げを目指す。同社の岩満公久常務は「来客の75%が肉総菜を購入していくなど開店後の顧客の反応は非常に良い。集客を見込める新業態なので、今後はスーパーや単独店などで積極的に同様の店舗を展開していきたい」と話している。
 同社は1903年創業、1961年設立。資本金は4千万円、2010年6月期の売上高見込みは約13億円。従業員数は25人。橋本社長は北九州市門司区出身、1974年12月5日生まれの35歳。九州大学大学院修了、趣味はスキューバダイビング。