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九州7県上半期融資件数は過去最高の1859件  日本公庫福岡創業支援センター    融資額は109億円


 株式会社日本政策金融公庫福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、池隅剛志支店長:以下、日本公庫)福岡創業支援センターは11月16日、2016年度上半期で九州7県の創業融資実績(創業前および創業後1年以内)が前年同期比15・8%増の1859企業となり、上半期の企業数ベースでは発足以来、過去最高となったことを明らかにした。融資額は同14・7%増の109億円。
 性別、年齢別動向でみると、女性と30歳未満の若者に対する融資が増加。女性創業件数は前年同期比18%増の414件で、特に融資金額300万円以下の小口融資が同25%増の209件と顕著に増加しているという。また、若年層は同15%増の187件となっている。
 福岡県内における上半期創業融資実績では、前年同期比6・9%増の813企業、融資額は同7・1%増の45億円となった。女性創業件数は同1%減の160件で、融資金額300万円以下の小口融資は同5%増の89件。男性創業者は同9%増の653件、小口融資は同13%増の220件。なお、30歳未満の若年層では同18%増の90件となっている。
 同センターでは「女性が自らのライフスタイルを大切にしながら創業する“プチ起業”が増えている。また、若者がUIJターンを経てその土地の地域資源を活用して創業するケースもみられる」と話している。