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10億円かけ八女市の九州工場を増強  東京の明治    ライン新設、来年3月稼働へ


 牛乳・乳製品、菓子、食品の製造販売を展開する株式会社明治(東京都中央区、川村和夫社長)は10億円かけ、来年3月をめどに八女市鵜池の九州工場を増強する。
 同社は今年9月、「明治おいしい牛乳」に広口キャップの新容器を採用した商品「明治おいしい牛乳(900ml)」を九州地区で先行発売。好調に推移していることから来年3月下旬、関西、中国、四国地区へ販売エリアを拡大する計画で、今年9月に約6億を投じ新設した1ラインに加え2ラインを新設する。同ラインでは、新容器の形成や900mlずつの容器詰めなどの工程で同商品を生産しており、今回能力を3倍に引き上げる。
 同社は1917年12月設立。資本金は336億4000万円。売上高は1兆613億9800万円(2016年3月期)。従業員は1万805人(2016年3月31日付)。今回の九州工場増強とともに愛知工場(愛知県稲沢市)にも10億円かけ1ラインを新設する。