NEWS

  • 地域

九州、沖縄地区は5期連続でマイナス幅縮小  中小企業景況調査    サービス、小売など好調


 中小企業基盤整備機構九州支部(福岡市博多区祇園町、粟屋幸夫支部長)が3カ月ごとに実施する九州、沖縄地区の中小企業景況調査によると、2010年4~6月期の全産業の業況判断DI(「好転」―「悪化」)は、前期(1~3月)比1・6ポイント増のマイナス31・8となり、5期連続でマイナス幅が縮小した。調査対象企業は2883社で有効回答率は94・5%。
 リーマン・ショック以降の不況感で昨年1~3月期までは過去最高のマイナス値を記録していたが、好調なサービス業や小売業、製造業が多業種を牽引した結果、幾分不況感が緩和された。業種別では卸売業が前期比10・2ポイント減のマイナス40・8、建設業が5・3ポイント減のマイナス31・9と悪化したものの、サービス業が同2・4ポイント増のマイナス28・8、小売業が2・2ポイント増のマイナス42・0、製造業が3・8ポイント増のマイナス25・3と3業種でマイナス幅が縮小した。同機構では「宮崎県では口蹄疫の影響で10・0ポイント減のマイナス44・8と影響が出た」と話している。