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中国発電所向け需要低迷し16%の減収  岡野バルブ製造    下期は持ち直しの見込み


 プラント用バルブ製造の岡野バルブ製造株式会社(北九州市門司区中町、岡野正敏社長)の10年11月期中間決算は、売上高が前期比16・3%減の53億13百万円、経常利益は同36・7%減の6億1千万円で減収減益だった。
 バルブ事業、メンテナンス事業ともに上期は閑工期が重なり、低調に推移した。国内では大型の新設プラント向けの需要が一服し、海外でも好調だった中国の火力発電所向けの需要が低迷、大幅な減収につながった。利益面でも、生産量の減少と稼働率のばらつきから原価が安定せず大幅減益。中間純利益は同36・8%減の3億68百万円だった。
 通期見通しは、大型案件が下期に集中していることから業績は持ち直すと見ており、売上高は前期比5・1%増の130億1千万円、経常利益は同3・8%増の18億6千万円、当期純利益は同7・2%増の10億5千万円を見込んでいる。