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3年間で年商2倍増の20億円へ  メディアファイブ    13年度までの中期計画策定


 システム開発、ITエンジニア派遣のメディアファイブ株式会社(福岡市中央区天神3丁目、上野英理也社長)は、2011年5月期からの3カ年中期経営計画を発表した。最終年度の13年5月期までの売上高は10年5月期比約2倍の20億円を目指す。
 景気悪化に伴う企業のIT関連投資の予算枠縮小や、開発案件の減少、規模縮小などが進んでいるため、業績回復や業容拡大に向けた対応策が必要と判断し策定した。「Action Plan 2012」と題し、初年度は、10年度に一時的に3%削減していたITエンジニアなどの労務費を削減前の水準に戻すことに加え、SI(ソフトウェア受託開発)事業で新サービスの構築、スクール事業で拠点拡大など積極的な先行投資を実施。赤字決算になる予定だが、12年5月から黒字転換し、最終年度は売上高20億円、営業利益1億5千万円を目指している。
 上野社長は「労務費を戻すことで2千万円のコスト増になるが、従業員のマインドを上げることが業績向上につながる。ITエンジニアの技術力、交渉力を高め、強固なITエンジニア集団をつくり安定成長を目指したい」と話している。