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経常収益2・8%減、経常利益53・7%増で減収増益  九州労働金庫    業務純益は43・7%増の約46億円


 九州労働金庫(福岡市中央区大手門3丁目、堀典義理事長)の09年度決算は、経常収益が前年比2・8%減の331億73百万円、経常利益は53・7%増の41億4百万円で減収増益だった。
 収益面で住宅ローンなど貸金残高の増加や有価証券の売却益を計上したことで、当初の計画を6億41百万円上回ったものの、市場金利の低下をカバーできず減収。一方、利益面では経常費用が前年に比べ7・6%減少したため増益となった。銀行のコア業務純益にあたる業務純益は、43・7%増の45億71百万円、当期純利益は0・5%増の27億52百万円だった。自己資本比率は前年比0・15ポイント減の10・77%。預金積立金残高は前年比2・95%増の1兆6071億2千5百万円、貸出金残高は2・5%増の1兆473億3百万円で、いずれも前年度を上回った。