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博多―鹿児島中央間で走行試験  鉄道・運輸機構とJR九州    11月20日まで


 鉄道・運輸機構九州新幹線建設局(高橋浩一局長)とJR九州(唐池恒二社長)は8月31日、来年3月の九州新幹線鹿児島ルートの全線開業に向け、博多―鹿児島中央間で走行試験を開始した。
 博多―新八代間約130キロ間での走行試験は初めて。初日の31日には、熊本市富合町の熊本総合車両基地から筑後市の筑後船小屋駅までの約60キロ区間を、鹿児島中央―新大阪間直通運転車両「さくら」のN700系(8両編成)が約20~30キロで走行。構造物や信号、電気系統などの安全性を確認した。9月2日に筑後船小屋―新鳥栖間で同様の試験が実施され、10月上旬には新鳥栖―博多間で行われる。試験運行は11月20日までで、「さくら」のほか、全線開業後、博多―鹿児島中央間で運行予定のN800系「つばめ」の走行試験も実施される。
 九州新幹線建設局の高橋浩一局長は、31日に熊本市春日の熊本駅で開かれた出発式で「全線開業まで半年。気を引き締めて3カ月間の試験運行に臨んでいきたい」とあいさつした。