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OCHIホールディングス株式会社を設立  越智産業    持ち株会社体制スタート


 建築資材、住宅設備機器卸の越智産業株式会社(福岡市中央区那の津3丁目、越智通広社長)の完全親会社として「OCHIホールディングス株式会社」が10月1日設立され、同日福岡証券取引所に上場した。同社グループは持ち株会社体制となる。社長は越智社長が兼務する。
 これまで越智産業の傘下に建材住設販売、生活用品販売、木材加工の主要3事業部門の各連結子会社があったが、持ち株会社化で、OCHIホールディングス傘下に、建材住設卸を統括する越智産業、生活用品卸を統括する株式会社松井、木材加工の西日本フレーミング株式会社と西日本クラフト株式会社を置く。そのほかの建材販売子会社は越智産業傘下となる。これにより、3事業部門それぞれに適応した管理体制を構築するほか、現場への権限委譲や若手の登用で経営マネジメント層の強化を図る。
 OCHIホールディングスは資本金4億円。越智社長は本誌インタビューに、「建材業界で上場している木質系建材会社は、上位3社が既に持ち株会社化しているので、われわれもその形が必要なのではと検討していた。M&Aにも持ち株会社体制の方が機動的に対応できる。今後、生活用品部門の大手量販ルートで建材商品を販売するなど主要3事業部門でシナジー(相乗効果)を追求していきたい」と話した。