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ドラッグストアの駐車場で野菜の移動販売  ウィンパートナーズ    コスモス薬品と提携し


 医療介護向けの配食事業、加工食品卸などのウィンパートナーズ株式会社(久留米市櫛原町、稲吉勝富社長)は、11月から株式会社コスモス薬品(福岡市博多区博多駅東2丁目、宇野正晃社長)と提携し、同社が展開するドラッグストアの駐車場で野菜の移動販売を開始する。
 久留米地区を中心に契約農家との仕入れネットワークを生かし、既存の飲食店向け野菜販売事業や、高齢者向け弁当製造・販売事業などに次ぐ、新たな柱として野菜の販路拡大を図る。移動販売は鮮度を保つため保冷車を使用し、約20種類の野菜や果物など百円均一で販売する。ターゲットは近隣の主婦などドラッグストアの利用客で、客単価は4百~5百円を見込む。試験期間として久留米市内の複数店舗で販売し、その後店舗の状況を見ながら出店店舗を決定する計画。稲吉社長は「ドラックストアの駐車場で展開することで、ターゲットである主婦など店舗の利用客に販売できるのが特徴。また店舗としても、野菜購入を目的に来店する顧客を獲得できるので、お互いにメリットが大きい。状況を見ながら、ビジネスモデルとして確立していきたい」と話している。
 同社は今年6月に設立。資本金百万円。従業員数9人。稲吉社長は久留米市出身。1973年11月17日生まれの36歳。大濠高校卒。趣味はイスの収集。久留米市で飲食店を展開する株式会社寿ダイニングの専務を兼務している。