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大阪市の枕木製造販売シービーケイを子会社化  富士ピー・エス    JR西日本を顧客に


 プレストレストコンクリート(PC)工法を用いた土木、建築工事の株式会社富士ピー・エス(福岡市中央区薬院1丁目、長尾徳博社長)は1月17日、大阪市淀川区の枕木製造販売の株式会社シービーケイ(飛鳥久範社長)の全株式を取得し、同日付で子会社化した。
 九州の公共工事が縮小傾向にある中、主力の橋りょうと建築工事以外に強度の強いPC工法を使った枕木工事を拡大させ、経営の安定化につなげる狙い。富士ピー・エスは、西日本鉄道やJR九州の枕木工事を手がけているが、JR西日本を顧客に持つシービーケイを子会社化することで、JR西日本の枕木市場への参入が可能となった。シービーケイの売上高は約7億6千万円で、今回取得した株式は全8百株。同社を連結対象とするかは今後、検討していく。富士ピー・エスの12年3月期の売上高は約190億円を見込み、業績への影響はないという。