NEWS

  • 地域

総投資額百億円でロボット新工場、本社事業所も再編  安川電機    工場は来年夏稼働予定


 株式会社安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、津田純嗣社長)は来年夏ごろの稼働を目指し本社事業所敷地内に新ロボット工場を建設する。また、本社事業所を2015年までに再編する。総投資額は約百億円。
 従来の自動車や半導体市場向けに加え、新たに食品製造や医療(バイオメディカル)分野で市場開拓する。新工場は3階建て延べ床面積約1万7千平方m。着工時期は未定だが、来年夏の完成、稼働を予定している。新工場建設で現状より30%の生産性向上を図り、本社事業所は小型ロボット生産工場と中・大型ロボット生産工場との主力3工場体制になる。同社は現在、中国・江蘇省でも新工場を建設しており、これらを含めロボット事業部全体では2015年度に国内工場で月産3千台、中国工場で同千台の生産能力となる。
 また、2015年の同社創立百周年に合わせて、本社事業所の再編も進める。現在、各事業所に分散している本社機能を集約し、事業所全体を「ロボット村」と位置付け、顧客や一般市民、学校や研究機関に対してロボットに関する技術や情報を提供する考え。2014年中までに再編に伴う建設工事を完了させ、2015年のオープンを予定する。