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新社長に長女の松岡恭子副社長が就任  大央    副社長に長男の松岡泰輔専務が昇格


 不動産賃貸・売買仲介業、不動産管理などの株式会社大央(福岡市中央区大名2丁目)は11月25日に株主総会および取締役会を開き、同日付で新社長に松岡恭子副社長、新副社長に松岡泰輔専務が昇格する人事を行った。松岡芳之社長(83歳)は代表権のある会長に就いた。
 2019年10月の創業50周年に向けて、経営陣の若返り化を図ることで新たな経営組織を構築するのが狙い。
 松岡恭子(まつおか・きょうこ)社長は福岡市出身、1965年9月14日生まれの52歳。松岡会長の長女。九州大学工学部建築学科卒業後、東京都立大学大学院およびコロンビア大学大学院で建築学修士課程を修了。以後、25年間にわたって株式会社スピングラス・アーキテクツ一級建築士事務所社長を務め、2013年まで東京電機大学准教授。1991年2月に大央取締役、2006年1月の副社長を歴任。現在、NPO法人福岡建築ファウンデーション理事長も兼務している。松岡社長は「建築や都市空間デザインにおける建築家としての経験を生かし、資産価値の向上に積極的に取り組み、福岡の発展に寄与していきたい」と話している。
 松岡泰輔(まつおか・たいすけ)副社長は福岡市出身、1969年7月21日生まれの47歳。松岡会長の長男。武蔵大学経済学部経営学科を卒業後、税理士法人系列コンサルティングファームのダンコンサルティング株式会社に入社。主に中堅企業向け経営戦略コンサルティングに従事したほか、個人や税理士・不動産会社向け不動産有効活用講座講師を担当。2008年3月、大央に入社。取締役社長室長、12年から専務を務めていた。松岡副社長は「以前から担当している営業部門、プロパティマネジメント部門、工務部門などを統括するPM事業本部に加え、新たに総務・経理・経営企画など管理部門を統括する管理事業本部の責任者となった。実務全般をカバーすることで社長をフォローしていきたい」と話している。
 同社は1972年11月に設立。資本金は6000万円、従業員数は49人。2016年9月期の売上高は9億2174万円。
 なお、新役員は次の通り。
 ▼代表取締役会長 松岡芳之▼社長 松岡恭子▼副会長 松岡浩子▼副社長 松岡泰輔▼常務 馬場浩之、中島英喜▼監査役 石川幸子