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14年春、東京・新宿駅近くホテル出店を計画  JR九州都市開発    グループのホテル初の首都圏出店


 九州旅客鉄道株式会社(JR九州)の子会社でホテル運営のジェイアール九州都市開発株式会社(福岡市博多駅東1丁目、小濱和彦社長)は2014年春、新宿駅そばの東京都渋谷区代々木2丁目に「JR九州ホテル ブラッサム新宿(仮称)」の出店を計画している。
新ホテルはJR九州グループホテル初の首都圏出店。九州各地と首都圏双方の旅行客にグループホテルの利用促進を図る役割を担うとともに、JR九州グループ全体の情報発信機能を持たせる。
 場所は、JR、小田急、京王線新宿駅南口から徒歩3分、都営地下鉄新宿線・大江戸線新宿駅から徒歩2分の好立地。九州はもちろん、全国や海外からビジネスや買い物、観光目的で新宿を訪れる旅行客の利用を見込む。
 土地・建物はJR九州の所有で、敷地面積は約15百平方m。建物は地上16階、地下1階建てで、延べ床面積は約95百平方m。客室数は約230室を予定。このほかレストラン、駐車場を備える。プレミアムクラスの宿泊主体型ホテルと位置付け、昨年7月に福岡市博多区博多駅東2丁目の「JR九州ホテル福岡」をリニューアルして誕生した「ブラッサム福岡」に続く、「ブラッサム」ブランドでの出店。ツインルームを主体としたゆとりある広い客室やクオリティーが高く洗練されたインテリア、おいしい朝食、ホスピタリティーあふれるきめ細やかなおもてなしで、質の高い安らぎとくつろぎを提供するという。施設の詳細や宿泊料金などは、今後詰める。
 同社は1999年4月設立、同6月開業。資本金4億円でJR九州の百%出資。従業員126人(昨年9月現在)。宿泊特化型ホテルを福岡、長崎、熊本、鹿児島、小倉、宮崎に展開するほか、05年10月に屋久島にリゾート型ホテル「JRホテル屋久島」を開業。昨年3月期の売上高は18億4千万円。