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病院敷地内に3階建てホスピス緩和ケア病棟を建設中  社会医療法人 栄光病院    来年5月にオープン予定


 社会医療法人栄光会・栄光病院(糟屋郡志免町別府西3丁目、下稲葉康之理事長)は、同病院敷地内に3階建てホスピス緩和ケア(終末期医療)病棟を建設している。完成は今年4月25日、オープンは5月1日の予定。
 同病院では50床のホスピス病棟を展開してきたが、新病棟を増築することでホスピスケアに特化した医療体制および医療サービスを拡充するのが狙い。場所は県道551号、五斗蔵交差点近く、スーパーセンタートライアル福岡空港店から約2百m南東側。名称は「栄光病院ホスピス病棟・健診センター」。敷地面積は1万751平方m、建築面積は866.37平方m、3階建てで延べ床面積は2125平方m。1階が健診センター、事務室、2階がホスピス病棟(個室17室、3床室2室の計23床)、ロビー、スタッフステーション、面談室など、3階が家族控室、子どもプレイルーム、やすらぎの間(霊安室)、研修関連施設を設置。2、3階は本館と渡り廊下で接続する。同病棟完成後は許可病床数178床を再編成し、緩和ケア病棟71床(完成前50床)、内科・外科病棟45床(同58床)、神経難病センター28床(同32床)、回復期リハビリーション病棟34床(同38床)となる。同病院は「新病棟が完成すれば、東札幌病院を抜いて国内最大規模のホスピス病棟となる。今後も命の質を高める全人的なケアを充実させ、地域の核になる病院にしていきたい」と話している。
 同病院は1986年4月にキリスト教主義の病院として前身の福岡亀山栄光病院を開業。99年9月に特別医療法人栄光会・栄光病院の認可を取得。09年12月、社会医療法人に組織変更。職員数は401人。外来診療および救急医療、在宅医療・訪問介護、終末期医療(ホスピスケア)などを展開している。