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主力事業好調で収益ともに2けた増  タカギ    今期は大幅減益見込む


 浄水器などを製造する株式会社タカギ(北九州市小倉南区石田南、高城寿雄社長)の12年3月期決算は、売上高は前期比10・4%増の151億84百万円、経常利益は同39・9%増の12億87百万円で増収増益だった。
 前期策定した構造改革プランに取り組み、主力の浄水器事業、HI(散水用品)事業ともに好調に推移して増収となった。利益面では、内製化の促進や生産性向上に合わせて、主力商品の原価低減に取り組み、大幅なコストダウンを実現。当期純利益は同8・9%増の4億53百万円となった。事業別に見ると、浄水器事業は住宅の新築着工数が低水準でありながらもシェアを拡大。エコ商品の需要増もあり、売上高は同14・3%増の103億51百万円。HI事業は新商品「ガーデンクーラー」を軸とした販促を展開し、売上高は47億51百万円で同2・8%増となった。
 今期の見通しでは、海外展開の本格化などを弾みに売上高は前期比5・7%増の160億53百万円を見込む一方、経常利益は66・3%減の4億34百万円、当期純利益は48・2%減の2億32百万円の増収減益を見込む。