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開業1カ月で入店客454万人、売上高43億円  博多阪急    食品とヤングファッションがけん引


 エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社(大阪市北区角田町、椙岡俊一代表取締役会長兼CEO)は4月4日、3月3日にオープンした博多阪急の開業1カ月(プレオープンした3月2日から31日まで)の入店客数と売上高を発表した。入店客数は454万人、売上高43億円で、売上高は当初の予算を13%上回った。
 特に洋菓子の「ガトーフェスタハラダ」「モンシュシュ」などが出店している地下食品売り場「うまちか」が好調だった。また若い女性をターゲットにした2、M3、3階のファッション売り場「HAKATA SISTERS(ハカタ・シスターズ)」でも、「セシルマクビー」「ココディール」などのブランドが人気を集めた。若年層向けファッションが健闘する一方、5階の中高年向けファッションや7階リビング用品、8階シニア向け売場などは当初の計画を下回り、明暗が分かれた。
 またカード会員は目標の20万人に到達。福岡市博多区、東区、南区、中央区、城南区、糟屋郡、春日市で会員の6割を占め、北九州市や鹿児島市など広域からの入会もあった。
 1日当たりの最高記録は、連休中日の3月20日で24万人が来店。1日当たりの平均来店客数は開業日から11日までが17万人。3月11日に起きた東日本大震災の影響で、翌12日から18日は1日当たり14万人に落ち込んだが、19日から26日には15万5千人に回復した。
 柳澤興平博多阪急店長(阪急阪神百貨店取締役専務執行役員)は、1カ月の概況について「アミュプラザとの買い回りをするお客さまがとても多く、相乗効果は大きかった。ただ入店客数のわりに、客単価は低め。震災の影響は消費マインドの面であったとは思うが、一概には言えない」と話している。