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木の葉モール橋本内に3店目の雑貨館をオープン  インキューブ西鉄    年商2億5千万円目指す


 雑貨館インキューブを展開する株式会社インキューブ西鉄(福岡市中央区天神2丁目、楳木賀久社長)は4月15日、同日開業する「木の葉モール橋本」に3店目の「雑貨館インキューブ木の葉モール橋本店」をオープンする。
 場所は同モール1階の一角。「探す楽しみ、見る楽しみ」をコンセプトに、入口や店内には四角にかたどったLED照明を設置し、黄色を基調とした明るい売り場となっている。売り場面積は825平方mと天神店の6分の1ながら、売り上げの5割を占める文房具のほか、バラエティー、美容、健康、キッチン雑貨など、比較的普段使いの商品を約3万点取りそろえる。また、天神店同様に売り場の一部には輸入雑貨コーナーを設け、価格帯の高い雑貨も販売。家族連れの集客を見込む同モールの性質上、ファミリー層をターゲットにし、客単価は天神店より3百円安い15百円を想定する。従業員は9人(正社員3人)。営業時間は午前10時から午後9時で年中無休。
 現在、同社は天神店、久留米店を展開し、今後は年間1店舗の出店を計画している。橋本店は今後の出店計画のモデル店も兼ねており、年間売り上げ約2億5千万円を目指す。楳木社長は「当社は現場の販売員が仕入れを担当するため、消費者の声を幅広く反映させた商品構成が強み。特に普段使いの日用品に強く、橋本店でもファミリー層のニーズを反映させた売り場にしたい」と話している。
 同社は99年2月設立。資本金は5千万円。西日本鉄道の全額出資の子会社で10年2月期の売上高は前期並みの26億4千万円。経常利益は前期比26・5%増の1億5千万円。楳木社長は55年10月16日生まれの55歳。大牟田市出身。九州工業大学機械科卒。80年に西日本鉄道株式会社入社、09年7月から同社社長。趣味は料理。