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中国福建省に新工場  TOTO    13年8月稼働、年60万個生産


 衛生陶器製造のTOTO(北九州市小倉北区中島2丁目、張本邦雄社長)は、中国・福建省に新たに衛生陶器、水栓器具の製造工場を設立。2013年8月に稼働させる。
 同社がターゲットとする高級ゾーンを含め今後も需要拡大が見込まれるため生産能力を強化する。中国での衛生陶器製造拠点は北京の2拠点と上海に続いて4拠点目。場所は同省の■(外字:サンズイに章)州市で、3月に現地法人を設立。工場は敷地面積20万平方m、建築延べ床面積約5万4千平方m。従業員は7百人で、衛生陶器を年間60万個生産できるという。中国南部や内陸部への重要な製造拠点に位置付け、台湾への供給拠点にしたい考え。同工場の稼働で、中国における衛生陶器の生産能力は従来の1・6倍になるという。

 インドに現地法人設立

 同社は今年1月、インドに現地法人を設立した。同国での事業拡大のため。
 同社グループ百%出資で、社名は「TOTOインド」。資本金は5億ルピー(日本円で約10億円)。従業員は30人。
 これまではアジア・オセアニア域内の統括会社を通して輸出販売していたが、新会社設立で販売チャネルと物流網の構築、受発注業務、管理運営業務などを取り組んでいく。