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原発性肺がんの術後治療の臨床試験を開始  瀬田クリニック福岡    神奈川の研究支援会社と共同で


 免疫細胞療法の瀬田クリニック福岡(福岡市博多区、安元公正総院長)は、このほど医療技術・研修支援の株式会社メディネット(神奈川県横浜市、木村佳司社長)と共同で原発性肺がんの術後治療の臨床試験を開始した。
 原発性肺がんは早い病期では外科手術が最も有効な治療法で、進行した場合は術後の抗がん剤補助治療が必要とされるが、生存率の改善効果が小さいため、より効果の高い術後療法の確立と免疫細胞治療の科学的根拠の構築を目指す。安元総院長を研究責任医師とし、8人を対象に免疫治療法の一種である、樹状細胞ワクチン療法と術後補助療法の併用治療を実施し、安全性と有効性を評価するという。
 安元院長は「本共同臨床試験がより高い治療効果の開発につながることを期待したい」と話している。