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城野自衛隊跡地をCO2排出ゼロの先進街区へ  UR都市機構    16年まで50億円かけ区画整理事業


 UR都市機構九州支社(福岡市中央区長浜2丁目、以下UR)はこのたび、陸上自衛隊城野分屯地跡地の区画整理地区、「城野地区」(北九州市小倉南区片野新町)のまちづくり基本計画を策定し、同地区をCO2排出量ゼロの先進街区として整備する方針を固めた。
 城野地区は、北九州市が「低炭素先進モデル街区」として開発する方針を定めており、今年8月にURが区画整理事業を担当することが決まった。対象となるのは分屯地跡地13・9haと隣接するURの城野団地4・1ha、市営団地0・4haの計18・4ha。CO2排出量をゼロに近づけるため、再生可能エネルギーなどを導入した低炭素型の住宅を建設するほか、自家用車に依存しない歩行者や自転車利用を重視した交通体系を整備する方針。URは2016年完了をめどに、約50億円をかけて区画整理事業を進めていく。土地分譲は14年度から開始する予定。
 CO2ゼロを掲げる都市計画として、福岡市のアイランドシティ市5工区があり、同様のコンセプトを持つ低炭素モデル地区では北九州市八幡東区の東田地区などがある。