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大分駅ビルは22階建て、専門店やシネコン、ホテルなど入店  JR九州    最上階には展望温泉、2015年春に開業


 九州旅客鉄道株式会社(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、唐池恒二社長)は11月15日、地上22階・地下1階建ての大分駅ビルの建設計画概要を発表。新駅ビルは低層部(地上9階)と東側のタワー部(地上22階)からなり、延べ床面積11万36百平方m、店舗面積3万1千平方mの複合商業ビルで、2015年春に開業する。
 計画では、来年3月の日豊本線高架開業後の同4月から現大分駅などの撤去工事に着手し、13年春から駅ビル建設工事に着手する。駅ビルは大分の玄関口に相応しいタワーを設置し、地上85メートルの最上階に大分の街並みを一望できる露天風呂を設け、温泉と眺望で大分の魅力を発信。九州全域やアジアからの観光客を呼び込む。また、駅ビル中央部の屋上には屋上庭園を設置し、市民が楽しめる憩いの場を提供するという。フロア構成は1~4階が商業専門店やシネマコンプレックス、5~9階が駐車場。低層部の7~9階が屋上庭園。タワー部の9~19階がホテル、20~22階と、屋上階が温浴施設。総投資額は150億~2百億円を見込む。
 大分駅周辺地域では、大分駅付近立体交差事業や大分駅南地区土地区画整理事業など周辺総合整備事業が進んでおり、並行してJR大分駅は高架化工事を進めており、来年3月に現大分駅の隣に新大分駅が開業予定。同社では高架化に併わせ、高架下東側の商業施設や南口の大分駅南立体駐車場の開業を予定している。