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鳥栖市に床面積約75百平方mの大型倉庫建設  福岡運輸    14億円投資し来年夏稼働予定、5年後に2期工事も


 貨物運送、倉庫業の福岡運輸株式会社(福岡市博多区空港前2丁目、島田隆士社長)は、来年5月末完成めどに佐賀県鳥栖市に大型倉庫を建設する。12月着工で、稼働は来年7月の予定。
 同社は1990年から同基山町で定温輸送業を手掛けてきたが、新規顧客獲得による物流量の拡大と現在基山町にある拠点が手狭になったため新倉庫を建設する。
 場所は物流団地「グリーン・ロジスティクス・パーク鳥栖」内で、名称は「九州配送センター(仮)」。敷地面積は約1万3135平方m。第1期として土地代約4億円を含めて総額14億3百万円をかけて鉄骨2階建て延べ床面積7576平方mの建物を建設する。保管配送機能を強化するもので、5千トンの保管能力があるという。常温、チルド、冷凍の3温対応で、倉庫内は小規模スペースも含めて9区画を設け、顧客の要望に応じてより細かい温度設定にも対応する。主に肉類やパンの原材料などを取り扱い、取扱高は12年度で1億61百万円、14年度には2億9千万円を目指す。
 同社では5年後をめどに同敷地内で第2期工事として今回と同規模の倉庫建設を計画。最終的には全国で16カ所ある同社拠点のうち最大規模になるという。
 第2期工事まで含め、完成後は正社員・パート155人を配置する計画で、うち30人を新規採用する。