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クリスマスアドベンドを市内一帯で開催 Mr.Weihnachtsmann


週刊経済2024年10月16日発行号

前年6日前倒しの11月1日開幕

㈱Mr.Weihnachtsmann(ミスターヴァイナハツマン・福岡市中央区清川、佐伯岳大社長)が企画運営する「クリスマスアドベント(旧福岡クリスマスマーケット)」が11月1日、JR博多駅前広場で開幕する。期間は12月25日までの75日間。
同祭はドイツで誕生したヨーロッパの冬の風物詩で、各都市の街の広場でクリスマスを準備するために開かれる催し。福岡では佐伯社長が街を盛り上げようとJR九州など地元企業に働きかけ、協賛企業により2013年に博多駅前広場で「福岡クリスマスマーケット」がスタート。以降、福岡市役所西側ふれあい広場、福岡大丸エルガーラ・パサージュ広場など市内の各所で開催。近年、これに合わせて市内一帯をイルミネーションで彩る取り組みに注力しており、年々規模と開催期間を広げていることから、昨年名称を「クリスマスアドベント」に改称し、天神中央公園、貴賓館前、大名ガーデンシティが会場に加わった。
さらに今年の博多会場は昨年より6日前倒しで開幕。テーマを「五感に響くクリスマス」とし、光、音、芸術の3つの柱のコンテンツを設け、博多から天神周辺の福岡の街をイルミネーションでつなぐ。会場では本場ドイツさながらの「ヒュッテ」と呼ばれる小屋でホットワインや軽食、クリスマスグッズを販売するほか、特設ステージでは音楽祭や協賛企業によるイベントを展開する。天神会場(福岡市役所西側ふれあい広場)は11月16日開幕。
同社によると、現在、世界のクリスマスマーケットはドイツの都市・シュトゥットガルトの4会場で開催されている280店舗が最大といい、同社が運営する今年のクリスマスアドベントは約150店舗。2030年を目標に世界一の300店舗を目指して、地元経済界と一帯となり福岡の冬の風物詩に根付かせるという。
会場は主要のJR博多駅前広場、福岡市役所西側ふれあい広場ほか、貴賓館前広場、天神中央公園、中洲中央通り・那の川通り・明治通り・福博であい橋、福岡大丸エルガーラ・パサージュ広場、福岡大名ガーデンシティ広場に加え、今年から新たにシーサイドももちアイススケーティングパーク、北九州市小倉の紫川親水広場付近・船場広場でも開催する。それぞれ開催期間や営業時間、規模は異なり、一部会場は1月6日までイルミネーションが点灯する。