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福岡市等との共同提案で「脱炭素先行地域」に選定 西部ガス
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週刊経済2024年10月16日発行号
再エネ導入促進や電力消費に伴うCO2排出実質ゼロ実現へ
西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、加藤卓二社長)は、環境省が選定する「脱炭素先行地域」に福岡市等と共同提案者として公募し、9月27日に福岡市が脱炭素先行地域に選ばれた。同社が共同提案者として先行されたのは今回が初めて。
提案内容では、再エネ導入が困難な都市部での再エネ導入促進を図ることや地行浜・唐人町エリア、天神エリアにおいて、電力消費に伴うCO2排出実質ゼロを実現することなど、大都市型脱炭素に向けてチャレンジすることを掲げている。西部ガスは、エネルギー事業者として再生可能エネルギーの普及促進やエリア内におけるエネルギーマネジメントおよびJ─クレジット等を活用したカーボン・オフセット都市ガスの供給を検討する予定。
脱炭素先行地域とは、地域特性等に応じた先行的な脱炭素の取組を実行することにで、2030年までに民生部門(家庭部門および業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出実質ゼロの実現を目指す地域。全国の各地域に脱炭素の取組を広げるためのモデルとなる。