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売上収益、営業利益ともに4年ぶり減収減益 安川電機中間期
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週刊経済2024年10月16日発行号
半導体関連需要の回復鈍化
モーションコントロール・ロボット開発、システムエンジニアリングなどを手掛ける㈱安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、小川昌寛社長)は10月4日、2025年2月期第2四半期(2024年3月~8月末)連結決算で売上収益が前年同期比9・5%減の2615億7300万円、営業利益は同30・7%減の229億2600万円で4年ぶり減収減益となったことを明らかにした。
一般産業や自動車市場における設備投資の需要は底堅い需要があるものの、半導体・電子部品向け需要が想定より低調に推移。主に中国や欧州市場の低迷や日本国内における半導体関連需要の回復遅延が影響し、モーションコントロールを中心に減収となった。利益面では間接費の抑制に努めたものの、売上減少に伴う利益減の影響を大きく受け減益となった。
セグメント別では、モーションコントロールの売上収益は前年同期比15・1%減の1194億3800万円、営業利益が同45・5%減の110億1千万円。ロボットの売上収益が同0・2%減の1120億8200万円、営業利益が同18・5%減の105億9600万円。システムエンジニアリングの売上収益が同19・3%減の186億100万円、営業利益が同34・4%増の18億6900万円。
同社では半導体市場の立ち上がりが緩やかであることや中国市場の回復が低調であることから、通期売上収益および営業利益を下方修正。売上収益を前回予想の5800億円から5530億円に、営業利益を同700億円から640億円に修正している。なお、当期利益については中国の関連会社株の一部売却などで前回予想の540億円から640億円に上方修正している。